【上野地域連絡会】校区防災訓練(避難所再現)に参加しました
2019年11月24日(日) 上野小学校にて、上野地域連絡会主催の防災訓練(避難所再現)が実施されました。
今年は例年実施している防災訓練と趣向を変えて、宮城県仙台市防災減災アドバイザーの吉田亮一氏を招いて「東日本大震災指定避難所の再現」という体験型訓練が行われました。
体育館で東日本大地震の直後の一時避難場所や指定避難所の様子をスライドで紹介された後、避難所の設営を待つ間に一旦運動場へ。小学校の運動場は一時避難場所(上野丘自治会では上野坂公園)の設定です。
そこでシェイクアウト(地震時に身を守る体勢)の訓練などをしながら待機し、準備が出来たところで参加者は一避難民として体育館へ移動。
避難所では小学4年生が中心となり、設営を含めて様々な役割をこなしていました。高校生ボランティアの協力もありましたが、特に、情報を伝える掲示係の小学生が、手書きの掲示物に英語を併記していたのには感心しました。また、実際に震災が起きた場合には、働いている親は仕事場に呼ばれて避難所には居ないため、児童を含めて学生の力がものすごく役立つことを体感しました。
避難所再現の後は、炊き出しのアルファ米を食べながら、吉田氏の災害への備えについてのお話しを聞きました。講演の中で印象に残ったのは、誰でもすぐに出来ることとして、枕元に必ずスニーカーを置いて寝ることを強調されていたことでした。
近い将来、必ず起こると言われている、南海トラフ地震や首都直下型地震に対する備えを、地域住民みんなで一緒に考えていかなければならないことを改めて実感したイベントでした。
体育館に掲示された東日本大震災時の新聞
吉田先生による避難所再現指導の様子
「掲示物班」担当の子ども達が作った看板。自主的に英語表記もしてくれています。
「炊き出し班」によるアルファ米の準備の様子
沢山の小学生と高校生が活躍してくれました。
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