歯と口の健康習慣 (6/4~6/10)


    2019年6月4日~10日は『歯と口の健康習慣』です。
    皆さんは、「歯の衛生週間」がピンときますか?それとも「ムシ歯予防デー」ですか?歴史をひも解きますと、昭和3年に「ムシ歯予防デー」としてスタートし、昭和33年に「歯の衛生週間」の名称になり、50年余り続きました。そして、平成25年度から「歯と口の健康週間」になり、現在に至っています。
    この背景には、平成23年8月の「歯科口腔保健の推進に関する法律」の施行があり、歯だけではなく口腔全体の健康を増進していくことを目的に、名称変更されたそうです。

    ところで、皆さんは『8020運動』をご存知でしょうか? 
平成元年に、現在の厚労省と日本歯科医師会などにより提唱されたもので、「80歳になっても20本以上の自分の歯を保とう」という運動です。
    なぜ20本かと言いますと、自分の歯が20本あれば、ほとんどの食べ物を噛み砕いて、食事を美味しく食べることができるからです。そして、食べる楽しみは生きる意欲にもつながります。
    しかしながら、成人の歯の数は、親知らずを含めると全部で32本あるものの、厚労省の「歯科疾患実態調査」によると、40歳代を境に減り始め、60歳代で20本、80歳ではわずか 8.21本にまで減ってしまっているそうです。
      よく噛める歯を維持するために、今から「毎日の歯磨き」と「定期的な歯科検診」による歯の健康づくりを心がけ、「8020」を目指しましょう!
    
    ここで、歯にちなんで「噛む」ことによるさまざまな効果について『ひみこの歯がいーぜ』をご紹介します。弥生時代には、固い食べ物が多かったこともあり、今より6~7倍もよく噛んでいたことにちなんで作られた標語です。下の「よく噛むコツ」を参考に、よく噛む工夫を生活の中に取り入れていきましょう!